たかっしーの呟き

twitterだと長すぎる文章を書くだけの場所です

2023年の振り返りをしよう

はじめに

2023年が終わるということで1年の振り返りを書きます

去年のは⇩です

去年の抱負とか

去年のメモを探ってたらこんな感じの抱負を持ってたみたいです

  • 研究頑張ってアカデミックな領域について知る
  • 院進するのか、就職するのか決める
  • 自分のやりたいこと見つける
  • ハードウェア周りの開発を深くする
  • ハッカソンとか学生でしかできないことをする

2023年の1月は、もうすぐB4でこれから進路が決まる〜自分は何がしたいんだろう〜ハード系やりたいな〜とかって考えてたような気がします

振り返り

1月 : サイネージの会社でインターン

ハードに近いAndroid開発がしたかったので、ハードとAndroidやってる会社を就職エージェントの方に探してもらったら奇跡的に見つかった株式会社東京でインターンをさせていただきました

↓のようなカメラを遠隔で操作するようなことをさせていただきました

サイネージの広告再生を妨げないように制御を行うとか、カメラプレビューを出さずに撮影を行うとか、外部カメラをAndroidに認識させるとか、制限のある中で試行錯誤して実装するのって楽しいな〜と思いながら開発をしていました。

将来的にハードに近いAndroid開発をしたいな〜と思っていましたが、この開発を通してこの道を進もうと思った瞬間でもあったような(気がします)

2月 : サイネージの会社でインターン(続),学生エンジニアLTを始める

春休みになった2月はゴリゴリにオフラインでインターンに入らせていただいて、GPIOをAndroidで制御するタスクをやらせてもらっていました。

TinkerBoardというボードを使ってAndroidアプリ上からGPIOの操作を行うというものなんですが、TinkerBoard側で用意されているGPIO操作のライブラリは動かず(公式の対応が終えられてて中身が無くなってた)、コミュニティ上でかなりの人が阿鼻叫喚してるタスクでした

もちろん最初は、権限付与してライブラリ叩けば動くやろ〜と思いながら実装を始めたので、こんな闇が広がってるとは思いませんでした)

結局、ネット上に参考になりそうな情報は見つからず、AndroidOSのsystemファイルを1つずつ調べてそれっぽいファイルを書き換え、多数の文鎮を生み出しながらなんとかGPIO処理を行うことができました。(CTOとめちゃめちゃハイタッチしたの覚えてる)

結構な闇タスクだったのですが、世界で誰もやってないことを自分がやってる(そんなことない)ような感覚があってすごい楽しかった記憶があります。

このスライドの最初の方とかがそのタスクの内容になってるのでよかったら見てってください

 

ただ、結構権限周りとかであまりよろしくない実装をせざるを得なかったこともあり、低いレイヤーに潜ればもっと良いコードを書けるんじゃないか…とより低いレイヤーへの興味が湧いてきました。

 

また、2022年春のサイバーのインターンで知り合った4人とiOS&Android学生エンジニアLTを始めたりもしてました

学生Androidエンジニアは数がとてつもなく少ない天然記念物なので、なんとかして友達を作りたかったってのと、自分のやってる面白い技術とかを誰かに共有したいという気持ちから始めたような気がします

結果、いっぱい友達ができてこの内容が後述するあれやそれやに繋がってきたのでやってよかったな〜と思います

3月 : より低いレイヤーを開発している会社でのインターン,就活

2月の終わりの方で

低いレイヤーへの興味が湧いてきました

と言っていた通り、Androidで低レイヤー周りをしている会社を探していました

そんなとき、前にZOZOのインターンに行っていたときに教えていただいたFairyさんを思い出し、直接メールを送ってインターンに参加させていただきました
(無理やりインターンの枠を作ってもらったので本当にありがたいです)

AOSP(AndroidのOS)とハードの繋ぎ込みとかをやられているエンジニアの方が多数在籍しており、首掛けデバイスアプリ開発をさせていただきながら、たくさん質問をさせていただきました。(本当にありがとうございました)

前のインターンでやってていいコードが書けなかった問題点はどこにあるのか(もちろん許可をもらって)、より良いコードを書くにはどうすればよいか、毎日色々と質問させていただき、どう低レイヤーに潜っていけば綺麗にコードが書けたのかを知ることができました(⇩)


OS周りとか、HALと呼ばれるドライバとOSの中間層(インターフェース)とかの実装が足りてないことがわかり、この辺りについて深く知りたいな〜と思うようになりました

 

この辺のレイヤーをやれる会社で就職するか〜ということで、色々探した結果、深圳の会社で開発するか(コネクションないので無理)、車関係のメーカーに行くか(どこも開示してないのでやれるかわかんねえ)、スマホ作っているメーカーに行くかしか選択肢がないということがわかり、結局外資も含め、このレイヤーができることが確実な2社にのみエントリーしました。

ハード周りのAndroid開発にとてつもなくのめり込んでいたので、この分野じゃなければ院進するかと考えていた気がします(今考えるとすごい博打してた)

結局、この辺の何をしたいかを話して、「弊社じゃないとダメなんです(圧)」と説明してたら2社とも受かったのでよかったです。

 

ちなみに、この辺で学んだ内容は2月に始めた学生iOS&AndroidLTで発表したりしてます(LT駆動開発できたので早速やってよかった)

落ちちゃったけど、色んな人にアドバイスもらって未踏の申し込みしたり、色んな人に聞いて研究室決めたり、スーツケースを自転車のカゴに入れて10km運んだり(?)すごい元気だった気がします

4月 : 研究室配属,沖縄,キャラバンハッカソン

4月は研究室配属があったのですが、いきなりブッチして姉の仕事について行って沖縄に行っていました

旅行に行ったはずが、気づいたらLINEbotを作らされていたり、予約システム開発の会議に参加させられていたり、なんか色々作らされながらバイクで沖縄一周した記憶があります

また、4月は研究室配属があったのですが、ハッカソンの準備もしてました。

ノリでキャラバンハッカソン優勝したるで〜と意気込んでしまったので、優勝しに(未踏落ちちゃった)IoTお薬手帳を作ってました

結局C++でゴリゴリにESP32のコード書いたり、AndroidからBLEでESP32を操作できるようにしたり、なんやかんやハード周り色々やれて楽しかったです。

なんとか優勝できてよかったです。

またLTしてた。すごい元気だ。

発表資料

5月 : 研究!研究!研究!

4月散々研究をしてこなかったので、何研究するかいっぱい案を出しました

全然決まんなくてすごい大変だった記憶があります

技育博にでたり、突然研究室で料理を始めてふるまったり、タコパを仕切ったり、いっぱい逃げてた気がします。

6月 : 研究!研究!研究!研究!!!!

6月末にはちょっとした研究発表があったので、そこまでにプロトタイプを作らなければいけないという(鬼畜)日程の中、研究を頑張りました

Unity書いたり、Android機械学習のモデルのせてチューニングしたり、UVCカメラをUSB接続で直接データをやり取りしたり、すっごい技術的にも頑張ってた記憶があります

7月 : 旅に出た

疲れたので旅に出ました

小豆島行ったり、日間賀島行ったり、友達の家に居候したり、1ヶ月中遊んでました

8月 : 論文,アドバンスハッカソン準備

結局院進はしないことにしたので、研究室の他のメンバーが院試勉強をしている間何かしようということで、査読ありの国内学会に論文を出すことにしました。

実験計画をかいて、論文を書いて、先輩に見てもらって、提出期限が少なかったので(2週間ほど)めちゃめちゃ無理して書きました

 

論文を書き終えた後、アドバンスハッカソンにエントリーされていたことに気づき、急いでIoTお薬手帳の改修に入りました(お薬カレンダー型に!!)

配線大変だった

9月 : アドバンスハッカソン,DroidKaigi,技育展,合同LT

8月かなり頑張ったので1ヶ月間研究室からお休みを貰い、自分のやりたかったことをやらせてもらいました

まずはアドバンスハッカソン
間に合わなさすぎて、当日の新幹線の中で資料を作り始めたりしましたが、なんとか副大賞をいただきました

次にDroidKaigi

ありがたいことに、1-3月にインターンでさせていただいていた内容がDroidKaigiに採択され、発表することになりました(⇩)

といっても、DroidKaigiで話す内容の検証ができていないため、急いでFairyさんにアドバイスをもらいながらOSの権限周りの設定をしたり、署名鍵を設定したり、権限を設定しなおしたり準備をしました

前日に話す内容が非推奨なことが内定先からの指摘でわかったり、結局AOSPのカスタムOSを作る必要があることがわかったり、すごいてんやわんやしましたが、なんとか当日の朝4時に準備できて発表することができました

youtu.be

https://www.canva.com/design/DAFueiRwYlw/2MoKq_v7-FhA9uW7oRsDgw/view?utm_content=DAFueiRwYlw&utm_campaign=designshare&utm_medium=link&utm_source=publishsharelink

今までのインターンでお世話になったたくさんの方々に近況報告ができたり、感謝の気持ちを伝えれたり、参加してすごいよかったなと思いました

 

そして次に技育展の決勝ラウンド、結果は賞なしだったのですが、今年やりたかったことなのでまあよしとしましょう…

 

最後に合同LT

今までのiOS&Android学生LTでたくさん友達ができたけれど、会うことはできなかったので、企業に協賛してもらってLTしたいよね〜となり、DMMさんに協賛してもらってLTをしました

ちなみに私は興味のあったRISC-Vの話をしてました(発表資料

LTの後はみんなで箱根に行ったりして、すっごい大変だったけど楽しかったです

 

10月 : 旅に出る part2,卒論の中間発表,体に異変が出始める

1週間、東北旅行をしました

仙台と会津の友達の家に居候させてもらいながら、卒論の中間発表の準備をしながらぶらぶらさせてもらってました

飯テロ注意

普段あまり人と喋らない生活をしてるので、いっぱい笑ってすごい幸せでした

卒論の中間発表準備は、旅行しながらの準備でしたが、なんとか間に合って発表できました

 

またこの頃からちょっと体に異変が生じてました
思考にボヤがかかるような感じがあったり、ボケーとしてて電柱にぶつかったり、血液検査の結果は何もなかったのですが、明らかに異変が生じていました

11月 : 社員旅行に行く,将来のことを考える,学会の準備をする,体を壊す

インターン先から社員旅行(ワーケーション)のお誘いが来たのでついて行かせてもらいました(本当にありがたい)
めちゃめちゃ笑って本当に楽しかったです

また、自分の夢である「生活を変えるデバイスを作る」ためには何が必要なんだろうと考え、どんなプロセスでコンセプト決定をするんだろう〜と気になってデザインイベントに行ったり、イライラしないアニメーションってどんなんなんだろうと、今のGUIアニメーションの原論文を読んだり、カスタムOSをちょっと作ったり色々してました

8月に書いた論文の査読が通って、学会に行けることになったのでその準備をしたり、自分の研究を改良したりしてました

 

そんな中、明らかに体に異常が生じ始め、ちょっと作業をすると頭が痛くてなんもできなくなったり、常に気持ち悪かったりし始めました
MRIを撮っても何もなかったので、自律神経を壊したのかもしれないとのことでした
(他にも色々あったので頑張って治します)

12月 : 学会に行く,学会に行く,休む

査読の通った学会に行ったり、研究室主催の学会に行ったり、卒論を書いたり、休みつつやらなきゃいけないことをしてました

今年を振り返って

なんやかんや去年の抱負を全て達成できました

ほんとに色んな人に(特に東京とFairyの方)お世話になって応援してもらったお陰です

本当にありがとうございました

来年の抱負とか

ちょっと大変だけど、休みつつなんとか乗り切って、来年は新社会人として頑張りたいと思います

とりあえず来年は卒業して、万全な体調で働けるように、来年を笑顔で迎えれるように頑張ります!!!!!!

 

ここまで読んでくれてありがとうございました

学会に行ってきたよ

こんにちは

初めて学会なるものに参加してきました。

色々と面白かったので雑多に思ったことを書きます。

前置きとか

参加した学会について

Wissという学会に参加してきました。

HCI系の国内学会ではかなり大きめの学会らしいです(この辺わかってない人)

www.wiss.org

私が学会でしたこと

登壇発表とデモをしてきました。

私は「表情が変化して見える錯覚の映像を会話時の顔に投影することで、印象が良くなるんじゃないのか〜??」というような研究をしています。

動画見てもらった方が早いです。youtu.be

参加してみた感想とか

ということで前置きが終わったので雑多に感想を書いてきます。

発表の感想

私は議論枠という議論の時間が多めに取られた枠での採択でした。

その名の通り、発表後の議論や質問がとても盛り上がりました。
(↓色々と書き込んでくださった)

scrapbox.io

特に「表情がインフレしたら表情に価値がなくなるのでは?」という質問は今まで考えたことなかったので面白かったです。

確かに表情は、無表情とのギャップによって価値が決まるものなので、同じ感情表現でも複数の表情の変化を用意したり、あえて表情の個人差を活かした方が良いのかな…と考えさせられました。

デモの感想

デモでは、同じ研究室の先輩にデバイスを装着してもらって、投影している様子を見てもらいました。

(100分間無表情のマネキンになっていただいた先輩ありがとうございます😇)

ほとんどの人が笑顔に見えると言って貰いました(やったぜ)。

いろんな人から「この研究好きなんだよね〜」とおっしゃっていただき、
HMDを逆につけてみたらいいんじゃないか?やあえて黒を際立たせるために顔の艶が良くなる色を投影した方がいいんじゃないか?という意見など、具体的な実装のアドバイスをたくさんいただいたのが本当に嬉しかったです。

また、今回は「会話時の印象をよくする」という目的のために、持ち運び可能で投影されていることが分からないような映像を投影することをアピールしていましたが、現状のデバイスはまだ大きく、最終的な形やそれを使うことでどういう生活ができるのかという点についてうまく伝えられなかったな〜と思い、今後の研究方針を考え直すきっかけになりました。

(一旦理想的な状態を固めてから、その要素を満たす条件で広げて一個ずつ解決してくのが良さそう)

発表を聞いてた感想

scrapbox.io

百人一首カルタのゲームバランス調整をVRで行う研究でした。

「実力差のあるペアで百人一首カルタをすると、気まずさが生じたり、満足感が損なわれる」という問題に対して、苦手な人のスキルを高めてあげることで解決するという背景が素敵だな〜と思って聞いていました。

ただただスキルの差を埋めるのではなく、苦手な人も得意な人も練習になるような支援になっていて、カルタをする人の事を細かに考えている研究でした。

 

scrapbox.io

味の時間を変えるという研究でした。

イグノーベル賞を受賞されたというお話を聞いて楽しみにしてた研究でした。

実際に1日前と3日後のトマトの味を食べてみたのですが、トマトの青臭い感じが増えていってることを感じられて、非常に面白かったです。

ここまで細かな味覚提示ができるようになっているのかという驚きや、今後の様々な応用例に対してのワクワクがありました。

 

scrapbox.io

シャボン玉を凍結させた箇所に映像が投影されることでスクリーンにするという研究でした。

シャボン玉を凍結させることで氷の結晶ができ、不透明度が変わり、そこに映像が投影される手法になっていて、シャボン玉の儚さが加速されていて面白いなと思って聞いていました。

デモの時に冷凍庫を持ってきたという話を聞いて仰天していました。

 

scrapbox.io

片耳に聴覚障害がある人を支援するデバイスの研究でした。

研究者がデバイスを使うユーザーで、自分の欲しいデバイスを作って、そのデバイスを常に装着しているという姿勢が本当に素晴らしいなと思いました。

回路設計から取り組み、実際にプロダクトとして日常使用できるものまで完成されていて、流石国際会議の採択者だ…と思って聞いていました。

 

scrapbox.io

熱を加えることで様々な形に自分で変形するシートの研究でした。

UVプリンターで印刷することで、従来よりも1200倍の面を折ることができる、お湯をかけるだけで自分で折られる、色を変えたり折る角度を変えたりできるというとんでもなくすごい研究でとても面白かったです。

すぐに実用化されそうなレベルの研究で、今まで造形が難しかった形の表現をすぐに表現できることに無限の可能性を感じました。

すごい胸が高鳴りました。

 

scrapbox.io

スマートウォッチを使ったジェスチャ認識入力に関する研究でした。

手の7箇所をそれぞれ10回程度触る動作だけで学習ができ、使用頻度の多いものから表示され、それを選択して入力するという方法が非常に合理的で面白いなと思って聞いていました。

使用頻度でそんなに絞れるのかな?と思っていたのですが、デモでほぼ正確に入力ができる様子を見せてもらって納得しました。

(本当は全部書こうと思ったんだけど力尽きちゃいました…どれも面白かったです)

ナイトセッションとかの感想

めちゃめちゃに楽しかったです。

学会でこんなに友達ができるとは思いませんでした。

自分の研究の話や普段どんなことに興味があるのか、これからどうしていきたいのかなどなど、年齢や所属の差を超えてほぼ全ての人と、カジュアルにお話しできたのが本当に楽しかったです。

自分の知らない世界を見せてくれる人と話すのは面白いなと思いました。(ポエム)

まとめっぽい章

とにかく楽しかったです。めちゃめちゃ笑ってました。

来年から就職なので、今年のうちに研究でしかできないことがしたいな〜、
みんなが院試勉強をしているのに何もしないのも気まずいな〜というふわふわした動機で参加した人でしたが、参加して良かったな〜と思ってます。

あと、実際に使ってもらってフィードバックをもらうことや、面白い〜、この研究好き〜という声をいただけるのがとても研究のモチベーションになりました。

めちゃめちゃ嬉しかったです。

(すっごいちょろいので、)来年以降もなんとか研究を継続できないかな〜とか少し思いました。未踏にでも出そうかな。